オースターなど(T11) 1

とっても地味な存在で、ご存知ない方が多いんではないかと思いますが、日産のT11三兄弟のスタイル(前期型)が、とても好きです。
確か、オースター/スタンザFX/バイオレットの三兄弟で、オースターがちょっとスポーティ、スタンザがちょっと高級、バイオレットが? という構成だったと思います。
普通のセダンだったので、デビューした当時(1981年)はあまり興味もなく、うろ覚えですが、確かこのシリーズのCMのコピーは「GTやSSSを名車にしたのはアニキ達。僕たちはFFを名車にする」ってな感じで、杉真理(まさみち)の「Catch Your Way」がBGMだったと思います。(「Catch Your Way」は今でも最も好きな歌の一つです)
あくまで個人的な見解ですが、けっこう頑張ってトヨタと競っていた日産が、決定的にトヨタに水をあけられ、トヨタの独走、ひいては世界一へと突っ走らせた原因が、このT11にあると思っています。
当時、先進技術(と言えた)FFを採用し、スタイルもそれまでのカクカクから変わって流行の兆しを見せていた、丸みを帯びた新しいデザインになっていました。
上から見るとフロントエンドはアーチ状に湾曲しています。
大きくスラントしたノーズは、なだらかなボンネットのラインがフロントウィンドウとAピラーのところを頂点にいったん下がって、ウィンドウ下のライン(ウェストラインって言うんでしたっけ?)がそのままトランク後端部へとつなります。
Cピラーは、当時は、なだらかな傾斜のクルマが多かったのですが、垂直(というとさすがに大げさですが)に近い、かなり切り立った角度でスパッと切り落とされていて、後席のヘッドルームを稼ぐのと同時に、トランクの開口部も広くとれるという、合理的(機能美というんでしょうか)なデザインでした。
(当時の日産はこのデザインが得意でしたよね。パルサーEXAとか)
仕方のないことですが、デザイン的にマズイのはフェンダーミラーだけでした。
先のコピーもそうですが、日産自身、世界戦略車と位置づけて、相当気合いの入ったモデルだったようです。
(つづく)

Filed under: いろんなクルマ — カーマくん 6:51 PM  Comments (2)