シルビア 2

そして、大学の頃にS13「アートフォース」シルビアが出ました。
正直言って、最初は、そのスタイルにあまりピンと来なかったんですが、見慣れてくると、コークボトルスタイルといえるウェストラインの起伏や、薄いヘッドライト、シンプルなテールランプとリアの造形など、全体的に張りのある曲線で形作られていて、リアピラーだけが、スパッと太めの直線で力強いアクセントになっている、見れば見るほどきれいで飽きのこない素晴らしいスタイルだと思います。
最初、スタイルにピンとこなかったと書きましたが、これは、日産のせいです。
だって、デビューしてすぐに、ディーラーにカタログをもらいにいったんですが、そのカタログのシルビア、どれもこれもカッコよく見えない。
写真写りが悪いのか、カメラマンのせいなのか、何か狙いがあったのか、カッコエーと思える写真が一枚もない状態でした。
爆発的にヒットしたので、街で見かけるようになるまで、時間はかかりませんでしたが、街で見るようになって初めて、ああ、カッコいいじゃん、と思うようになったわけです。
大して値の張るクルマではありませんでしたが、大学生には高くて、まさに手の届きそうな憧れ、就職したら買おう、という存在でした。
実際、就職した時には、トレノの後継最右翼でした。
結局、シルビアとは縁がなかったわけですが、このクルマは、いまでもよく見かけますね。
ただ、走り屋さん御用達になってるので、サイボーグ化されたようなモノが多いのはちょっと寂しいです。
色になってたり、ドリフトのためか、リアだけツルツルのショボいタイヤを履かされてたり、GTウィングがでかでかと高々とそびえ立ってたり、というモノが多いですね。
それでも、たまに、きれいに乗られてる、ほぼノーマルのモノや、センスよくアップデートされた感じのシルビアを見ると、ハッとして見惚れてしまいます。
S14になって、売り上げ的にはコケますね。
日産は、3ナンバーになったのが最大の失敗と判断したようで、S15では再び5ナンバーに戻してきますが、これ、2センチや3センチの幅の問題じゃない気がします。
ぶっちゃけ、S13に比べて、カッコよくないと判断した人が多かったんじゃないでしょうか。
ヘッドライトがのっぺりぼんやりしてしまったのと、リアピラー部分が特に、S13と比べて弱く見えてしまったのが、ワタシにとってはカッコ悪く見えてしまいました。
でも、S14の時代には、バブルがはじけ、景気が悪化してきて、クーペにとって冬の時代に突入してしまったのもヒットしなかった大きな理由でしょうね。

Filed under: いろんなクルマ — カーマくん 6:24 PM  Comments (0)