ユーノスロードスター 1

我々世代のクルマ好きにとって、1989年というのは、奇跡の年と言えるんじゃないでしょうか。
バブル絶頂だったのもあり、開発に目一杯お金をかけた、世界に誇れるクルマが、89年に3車種、90年に1車種出ます。
お分かりだと思いますが、89年に出たのが、セルシオ、R32GT-R、そしてMR2・・・でなくてユーノスロードスターですね。
90年がNSXです。(発表は89年だそうです)
セルシオもGT-Rも、そりゃスゴイですが、世界中に激震を走らせたのがユーノスロードスターでしょう。
世界中の誰もが頭の隅では思っていて、でも、誰も手を出さないまま、ひっそり忘れ去られようとしていた、ライトウェイトオープンスポーツという鉱脈を掘り当てたわけです。
ロードスターが出た当時は、ほめる人はエランの再来、素直にほめない人はエランの真似、と、とにかくロータスエランが引き合いに出されてました。
エランの方は、当時正直良く知らなかったのですが、言われてみれば、コンセプトはもちろんですが、スタイルもよく似ていますね。
マツダのエライ所は、このロードスターを、ちゃんとヒットさせた所です。
作りっぱなしで、ちょっと思うように売れないと、放っておかれるようなクルマがけっこうありますが、マツダは、このクルマを大事にしてました。
それで、世界中のメーカーが、「あ、この手があったじゃん」とばかりに、FFもFRも雨後のタケノコ(この言葉、印象悪いですかね、悪い意味ではありません)のように、たくさん出て来ます。
フィアットバルケッタ、FFエラン(M100)、MGF、ベンツのSLKなんかもそうですね。
ビートやカプチーノもそうでしょうか。
開発期間を考えると、必ずしもユーノスのヒットを見てからの企画とは考えづらいタイミングのモノもありますが、とにかく続々と小さな、軽いオープンスポーツが登場します。
エリーゼだって、ユーノスがなかったら生まれてなかったんじゃないかな。
本来、このカテゴリは、イギリスが最も得意とするところですが、ロータスは、FFエランが、超絶カッコよくて、ハンドリングも素晴らしかったらしいのに、バブルな値付けをしてしまったためか、あまり売れないまま、韓国に売られちゃったりと不遇なまま生涯を閉じることになります。

Filed under: いろんなクルマ — カーマくん 6:34 PM  Comments (5)