異形ヘッドライト

前に、80年代のところでクルマのデザインを大きく変えた要素として、異形ヘッドライトとバンパーの変化だと書いたことがあります。
今回は、ちょっと異形ヘッドライトについて考えてみました。
基準丸形と基準角形の2灯4灯がベースだった時代は、リトラクタブルはともかくとして、クルマの表情がある程度決まってしまいます。
これが、基準を離れて自由な設計のヘッドライトが出てくると、クルマにいろんな表情を与えることができるようになりましたが、ここであまり凝り過ぎると、何だかヘンテコな顔になっちゃいます。
新しい顔にチャレンジして、結果、どうだろう? という顔になってきちゃったハシリが、初代のボクスターと、その頃の911(996だっけかな?)かなって、個人的に思っています。
ポルシェ社も、二代目ボクスターでも997でもあのヘッドライトやめちゃいましたから、あんまり気に入ってなかったんでしょうかね。
でも、一番最初にやった、というのはエライです。
その頃から、まるで客の反応を探るかのように、「涙目」が、流行りました。
二代目オデッセイや、二代前のBMW3シリーズとかが普通の横長のライトの下に、ピョコピョコと丸ライトの名残が出っ張っているヤツです。
なんか、ホントに泣いてるみたいでした。
こうして、いろいろデザインの幅が広がって、異形(いけい)ヘッドライトは、まさに異形(いぎょう)ヘッドライトになってしまうものも出てきました。
ちょっと前のベンツCは、左右に「ホンカン」(「バカボン」に出てくる、「タイホだタイホだ」って銃を撃ちまくる目のつながった人)一人ずつみたいな感じになってましたし、SLなんかもマイナーチェンジしておかしなことになりました。
トヨタもシエンタとかカローラ、新型クラウンなど、何だか不自然なヘッドランプが多くなっています。
国産では質・量ともにトヨタが断トツでしょう。
このままヘッドライトの異形(いぎょう)具合はエスカレートしていくのか、収まってくるのかわかりませんが、今はちょっとデザイナーの自己満足になっちゃっている気がします。

Filed under: エッセイ — カーマくん 8:04 PM  Comments (3)