ベンツとクラウン

ベンツのアクセルは、重いものでしたが、その重さに慣れれば、アクセルの微調整などはこちらの意志に正確に従ってくれます。
「高級車」のくくりでは同じ高級車であるクラウンのことを思い出しました。
C280のオーナーさん(ワタシなんかよりよっぽどクルマに詳しいちょい悪オヤジ)の話によると、トヨタの高級車は、ドライバーの微調整を受けつけないセッティングになっているそうです。
アクセルの細かい制御は、クルマ自体にまかせて、ドライバーは、発進したければ、ドンとアクセルを踏む。
止まりたければ、ブレーキを踏む。
それだけなんだそうです。
乱暴だろうが何だろうが、アクセルをギュッと踏めば、クルマの方で勝手に考えてそーっと発進してくれるセッティングになっているそうで、「vs.クラウン」のところで書いた、ギクシャクの原因は、ここにあったようです。
滑らかに発進しようとして、そーっとアクセルを踏む人より、なにも考えずにドンとアクセルを踏む人用のセッティングになっているわけです。
これじゃ、まるでオン/オフのスイッチです。
アクセルペダルのように踏みしろがあって、アクセル開度によってスロットルを調整するんじゃなく、アクセルは踏むか踏まないか、のどちらかしかないんです。
そう言えば、ブレーキアシストもトヨタが考え出したんですよね。
ABSなんてしゃれたものを作っても、そもそもブレーキがロックするまで踏み込める人が少ないので、クルマの方でブレーキを強くかけるようにする。
やはり、オン/オフスイッチです。
ただ、ブレーキアシストはまだ分かるんですが、アクセルのオン/オフ化はどうなんでしょう?
まあ、クラウンもロイヤルやマジェスタとアスリートとではセッティングが違うのかも知れませんし、ロイヤルなんかは、なーんにも考えずに乗れば滑らかに走ってくれる、というのはある意味正しいのでしょう。
でも、やっぱりトヨタって、ユーザーを信じていないように思われるし、運転がキライなんじゃないかと勘ぐりたくなります。
トヨタのこういうところ、クルマ好きとしてはちょっとイヤです。
10年以上前のベンツと比較しても意味は無いのかもしれませんが、ベンツの方がまだ、運転を大事に考えている気がします。

Filed under: エッセイ — カーマくん 7:19 PM  Comments (0)