チャプマンとエンツォ

今、スポーツカーメーカーとして頑張っている会社って、それぞれ創立者が個性的で、好きな人には一晩中語り明かせるようなうんちくを持っていますね。
有名どころはやっぱりフェラーリとロータスですね。
フェラーリは、例のエンツォ・フェラーリの、息子アルフレディーノに対する親から子への愛情を感じさせる逸話なんか泣かせます。
「12気筒でないものにフェラーリの名は与えない」なんて、一見厳しいことを言ってるようで、ピッコロには、ちゃっかりちゃんと息子の名前を付けちゃったりとか、そんなかわいい息子が早逝してしまって、以後、喪に服するために、人前ではサングラスを外さなくなったとか、若い頃はちょっと重たいような逸話でしたが、自分に子供ができると、父親の気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
一方、若い頃から好きだったのが、チャプマンとヘイゼルの話です。
ビンボー学生だったチャプマンは、恋人のヘイゼルの家の裏庭でクルマを組み上げてレースに出たり、ヘイゼルもそれに付き合っていたとか、なんともほのぼのとして優しい話ですよね。
恋人の家の裏庭でクルマをいじる、恋人が塗装なんかをお手伝い・・・ああ、なんてウラヤマシイ生活を送ってたんでしょうか。
ポルシェ博士の大戦がらみの話や、トラクター屋のランボルギーニがフェラーリに鼻で笑われたのをバネに、スゴイヤツを作ったとか、スポーツカー乗りと、創立者のウンチクは語り尽くせないほどあるようですが、ワタシはやっぱりフェラーリの親子話と、ロータスの恋人話が好きです。

Filed under: エッセイ — カーマくん 5:46 PM  Comments (0)