vs.フェアレディZ 4

そのほか、全体的な印象としては、やはりすでにZは、スポーツカーと言うより、GTカーと言う方が適切でしょう。
エリと比べるのも筋違いでしょうが、すべての動きが、良くも悪くも重い。
これは、1500キロの車重以上にどっしりとした印象を受けます。
・・・ってか、今、重さを確認しようと思って、貰ったカタログで調べてちょっと驚きました。
1500キロしかないんだ。
最近の、大きく、重くなったクルマ達の中では、1500キロって、そう重い方ではないと思います。
きっと、それなりに頑張って、軽くしたのでしょう。
でも、その数字以上に重厚な印象です。
これは、エンジンの回り方が重ったるいのもその一因ですが、ハンドルを切った時のノーズの動きとか、ロールのしかたとか、そういう点でもとにかくどっしりと安定しています。
日産も、アメリカ市場を睨んでいるのでしょうが、ここまでどっしり安定のGTにしなくても良かったんじゃないの? という割り切れない思いが残ります。
GTなら、スカイラインにまかせても良かったんじゃないでしょうか。
まとめです。
新型のフェアレディZは、正直、まだ、洗練度が足りないんじゃないか、という印象を受けました。
それもこれも、エンジンフィールの悪さに尽きますが。
スタイルは、まあ、ちょっとくどいところとか、気に入らないところもありますが、そのうち見慣れるかな、という感じです。
走り出すと、そのエンジンのガサツさが苦になって、あまり気分よく走れませんでしたが、これは、個体差かもしれませんし、試乗車として、あまりよくない使われ方をしているせいかもしれません。
排気量が排気量ですから、別にヒュンヒュン回る高回転型のエンジンである必要もないでしょうが、それにしても、もうすこし、気持ち良く回ってくれるエンジンでなくちゃ、かなり厳しいんじゃないかな、と思わされます。
もちろん日産は、年々改良を続けて、徐々によくしていくつもりでしょう。
でも、スポーツカーの売れ方は、発売すぐの時期にドーンと売れて、あとは細々と売れていくものです。
発売時には、もう少し洗練させておかないと、Zを買う人の半分くらいに当たるであろう、Zを待っていて、発売すぐにZを買うであろうZの熱烈なファンを裏切る事になるんじゃないでしょうか。
ただ、なんだかんだ言っても、このご時世に、スポーツカーを作り続けている日産は、もろ手を上げて応援したいです。
頑張れ日産。
《追記》
コメントでご指摘があって気づきましたが、同じエンジンを積むスカイラインクーペのエンジンは、そんなに悪印象はありません。
吸排気系の取り回しの違いのせいか、たまたま個体差なのかわかりませんが、VQ37Vというエンジン自体が悪いわけでもなさそうです。

Filed under: 試乗 — カーマくん 5:45 PM  Comments (4)