リトラクタブル・ヘッドライト 3

リトラクタブル・ヘッドライトのメリットだったはずの、⑴の「かっこいい」は、点灯時にブサイクというネガと表裏一体です。
個人的には、リトラクタブルのクルマが、ライトを出している姿は嫌いじゃないんですが。

 

⑵の「空力」も、やはり点灯時に著しく不利でした。
これは、そりゃそうですね。

 

⑶の「高さの規制」は、いまではどうだかわかりません。

 

そして、異形ヘッドライトの登場で、リトラクタブルにしなくても、うんとスラントさせて、尖った先端にすることができるようになりました。
スポーツカーは、リトラクタブルにしなくても、前端がシュッと尖ったスタイルにできるわけで、デザインや空力のためにリトラクタブルにする必然性がなくなってしまいました。

 

その上、複雑な機構のため、フロントのオーバーハングが重くなり、ハンドリング面で不利という、とってもマニアックなネガが浮き彫りにされました。

 

名目上、運動性能が命のスポーツカーは、こうしたネガを抱えておくより、リトラクタブルをやめる方向に流れていって、三菱のGTOとか、本田のNSXみたいに、モデル途中のマイナーチェンジで固定式に変わっていくクルマも出て、日本では、2002年のRX−7(FD)の生産終了とともに、世界でも2005年のコルベットのモデルチェンジとともに消滅してしまいます。
ああ、トキみたい。

 

でも、ワタシ、やっぱりリトラクタブル・ヘッドライト、好きなんです。
ネガを承知の上で、デザインのために、技術で何とかクリアするのがスポーツカーの一つのあり方のはず。
ここは一つ、どっかのメーカーさんが、復活させてくれないでしょうか。

 

 

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Filed under: エッセイ — カーマくん 7:13 PM  Comments (2)