1989年 26

BMW3シリーズ…小さくて高品位、高価。こういうのはめったにない
「六本木カローラ」でしたっけ?
E30タイプの3シリーズ。
好きだったなあ。
丸4灯のヘッドライトが、当時流行り出した異形ヘッドライトに対するアンチテーゼのようで、かえって新鮮でした。
いくらよく出来たクルマだったとは言え、これがカローラ並みに走り回っていたと言うのは、バブルおそるべしです。
ただ、「六本木」ではゾロゾロいたのかもしれませんが、愛知県では、言うほど見かけなかったな。
東京、おそるべし。

 

メルツェデス・ベンツSL…テクノロジーの集大成だ
4代目のSLにあたるのが、1989年のベンツSLです。
5代目から電動メタルルーフ(ヴァリオルーフ)のモノに変わりますが、この代までは、電動のソフトトップでした。
ベンツの大きなクーペとして、ソアラを鼻で笑うようなクルマでした。
ソフトトップとは言え、完全に全自動でオープン/クローズにできるのは当時として驚きでした。
ベンツなんかも「下品を気取れる」クルマだと思います。

 

ポルシェ・カレラ2…新しいオートマチックは東京では便利だ
いかにも「ポルシェ」という印象が強いのは、これの前の930型なんですが、89年に、964型にスイッチしました。
随分ソフトな印象になったのは、オートマが強調されたのと、4駆がラインナップされたからでしょうか。
いいクルマに違いないんでしょうが、スーパーカー世代の自分からすると、何となく「スーパーカー」とは呼びづらい911でした。

 

 

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1989年 25

日本車は、前回までで終わりました。
ここからは、ちょっとオマケ的に添えてある輸入車コーナーになります。

 

VWゴルフ…美点は合理に徹していてしっかりできていること
1989年当時のゴルフは、ゴルフⅡですね。
今や、キープコンセプトという言葉を使うのもバカらしいくらい、頑なに変わらないゴルフのスタイルですが、個人的には初代のスタイルがいちばん好きです。
「間違いだらけのクルマ選び」を読んでいると、とにかくいかにゴルフがよく出来ていたか・・・というより、いかに徳さんがゴルフに衝撃を受けたかが痛いほど伝わってきます。
それにしても、コンパクトですね、初期のゴルフ。
でも、初代から二代目で、全長で20センチ以上、幅でも5センチ以上大きくなっています。
その後もゴルフは、代を追うごとに大きくなって、3代目では4m超え、4代目では3ナンバー超え、今の7代目では、1,800mmの全幅を持っています。
なんかちょっと、さすがに大きくなりすぎて魅力が薄れてしまった気がします。
コンパクトでこそのゴルフだと思っていたんですが。

 

アウディV8…高級車としての認知にはまだ時間が必要
ドイツ車と言えば、高級車はベンツ、高級でスポーティーなのがBMW、大衆車がワーゲンと、なんとなくカテゴライズされていて、アウディはなんとなく立ち位置がはっきりしない印象があります。
あえて言えば、先進的なアウディ、というトコロでしょうが、それだけではちょっと印象が薄いなあ。
今でも、アウディって、なんとなくどこにいきたいのか、キャラクターがはっきりしてませんね。
少なくとも、一般人には。
徳さんの予言通りです。

 

 

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1989年 24

レジェンド…アメリカ人とこうも好みがちがうものか
ホンダが初めて作った3ナンバー車で、「高級車」のはずだったんですが、なんかパッとしませんでした。
当時のホンダは、ボンネットを低くすることに熱中していて、それは5ナンバーまでのサイズのクルマならカッコ良くて説得力があったんですが、当時の日本の高級車にはちょっと合わない感じでした。
この年、下位車種として出てきたインスパイアの方が高級感が漂っていました。
2ドアクーペもあって、持っていき方次第ではヒットしたと思うんですが、絶好調だったホンダにも、今ひとつの子はいます。

 

ルーチェ…積極的に買おうという気にさせるものがない
マツダの高級車はルーチェです。
全体のシルエットが、やっぱりベンツに似ているんですが、レジェンドよりは日本人に受けた気がします。
少なくともワタシは、ルーチェと言うとこのクルマが浮かぶんですが、この代で終わってしまいました。

 

デボネアV…お好きにどうぞ。そういうしかない
三菱の高級車がデボネアVです。
昔のアニメに「コンバトラーV」とか、シュワちゃんがCMしてた「アリナミンV」とか、そんな感じがしますが、もちろんV型エンジンの意味ですね。
あまりにも武骨なのに、角の3センチくらいが面取りしてあって、なんだかちぐはぐなデザインでした。
その後、エアロが付いたりしてだんだんとおかしな方向に向かっていきますが、エアロでゴテゴテになったデボネアは、それはそれでAMGとかゲンバラとか、当時のドイツのえげつないエアロみたいで逆に似合ってました。

 

このあたりの「高級車」は、5ナンバーに収まるサイズのものもあるんですが、その意味ではよく頑張ってデザインされてますね。

 

 

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1989年 23

シーマ…ポルシェを食ってしまう暴力的な加速
いわゆる「シーマ現象」なんていう社会現象まで起こして、絶対王者であるクラウンを脅かしたのが、初代のシーマです。
3ナンバー専用のボディを持ち、明らかにセドリックより上(=クラウンより上)という立ち位置を与えられ、暴力的な加速をするターボを搭載した、「分かりやすい」クルマだったところが、同じ日産の3ナンバーのマキシマとは違うところです。
バブル全盛の日本は、まだクルマ文化が成熟してはいなかったので、その分「分かりやすい」という条件は重要だったんでしょう。
もっとも、クルマ文化が成熟しても「分かりやすい」魅力は大事ですけどね。

 

インフィニティ…高級車を超えようとしつつやや中途半端に終わる
トヨタのセルシオの対抗馬として日産が総力を挙げて(?)作り上げたインフィニティQ45ですが、残念ながら、セルシオに完敗してしまいます。
もちろん、セルシオというライバルが強すぎたのが原因でしょうが、ワタシはインフィニティの悲劇は、実は、身内のシーマにも責任があるンじゃないかと思っています。
セルシオは、クラウンの斜め上という立ち位置をもらって、どちらもwin-winな関係だったワケですが、セドリックの斜め上にシーマ、そのまた斜め上にインフィニティという妙な関係が紛らわしかったんじゃないでしょうか。
しかも、一周回ってベンツ顔になったセルシオもどうかと思いますが、ハナからフロントグリルを諦めたインフィニティQ45は、なんだかその時点で勝負を投げているように思えました。
シーマで思い切ったことをやっちゃった分、インフィニティの印象が薄かったのもあります。
クラウンワイドボディ、シーマ、セルシオ、インフィニティへと流れる高級車争いの流れが、どうもうまくいかなかったのがインフィニティの不運でしょうか。

 

 

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1989年 22

セドリック/グロリア…これで下品を気取るのもひとつのスタイルだ
この徳さんのコメントは、凄いですね。
どうしてもクラウンに勝てないセドリックでしたが、「グランツーリスモ」なんていうスポーティグレードを用意して、確かに「下品を気取れる」クルマでした。
残念なのが、けっこうホントに下品な方たちに気に入られちゃって、「気取る」どころか、「下品なクルマ」に見られちゃいがちだったこと。
リアウインドウから見えるティッシュの箱とヘルメットが純正オプションのようでした。

 

マキシマ…国産車には珍しいゆとりとぜいたくさがある
何をもって「ゆとり」とか「ぜいたくさ」と言うかは人それぞれですが、確かこの89年に税制の改正があって、3ナンバーになるとベラボウに税金が上がるということがなくなってます。
逆に言えば、それまでは、「3ナンバーに乗るのはお金持ち(お金がかかる)」という事実がありました。
だから、3ナンバー車は高級車だったワケです。
クラウンやセドリックでさえ、5ナンバーに収まるグレードを出していたくらいですから。
その意味では、ごく普通の、ただ大きいサイズというだけのクルマは、日本では成り立ちにくかったんですね。
そんな中で登場したのがマキシマで、確かに、ワタシもこのクルマには「ゆとり」とか「ぜいたくさ」を感じます。
今じゃ、3ナンバーの普通のクルマは当たり前になってますけどね。

 

 

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Filed under: いろんなクルマ — カーマくん 7:38 PM  Comments (0)

1989年 21

セルシオ…ひょっとすると世界一かなと思わせる
バブル絶頂期のトヨタの渾身作のセルシオです。
これも、「1989年」を代表する一台ですね。
セルシオが凄かったのは、あくまで日本のクルマ作りの価値観を持ったままで、世界水準へ持っていったところですね。
この「日本のクルマ作り」の頂点はもちろんクラウンですが、「静かでフワフワ」にアルデンテ的に芯を一本通して、腰のある乗り味にしたのがセルシオでしょうか。
きっといいクルマだったんでしょうが、印象として、スタイルをベンツに似せまい似せまいと思って、一周回ってベンツみたいな顔になっちゃったところが残念です。

 

セフィーロ…目新しさはある。だが、何かが足りない
井上陽水の「お元気ですか?」のCMでお馴染みの初代セフィーロです。
一代で終わった印象でしたが、調べてみたら大人しいイメージで三代目まで続いてました(汗)。
絶大な人気を誇る「マークⅡ三姉妹」の対抗馬として、ちょっと切り口を変えて新しいスタイルを持って登場しました。
世の中には、必ず「みんな乗ってるマークⅡには乗らない」というへそ曲がりがいるもので、そういう人がセフィーロを選ぶワケですね。
ワタシも、へそ曲がりなので、どちらかを選べと言われると、セフィーロです。

 

ローレル…よりパーソナル化して個性的になった
本来、マークⅡ三姉妹の相手は、このローレルがしなきゃいけないんでしょうが、先代までのローレルはいかにも「おっさん臭い」印象(個人の感想です)で、セフィーロというお仲間を必要としたワケですが、この6代目のローレルは、けっこうカッコ良かったです。
シャープでスマートでした。
「901運動」(日産が、90年代までに技術の世界一を目指す)の成果のイケイケだった日産のちょっと地味目の成果がこのローレルだと思っています。

 

 

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Filed under: いろんなクルマ — カーマくん 8:30 PM  Comments (0)

1989年 20

マークⅡ/チェイサー/クレスタ…ライバルはいない。日本の風景の一部となった
「スペシャルティカー/GTカー」のコーナーが終わって、「中・大型乗用車」のコーナーになります。
いわゆる「ハイソカー(死語)」ってヤツですね(笑)。
筆頭は、マークⅡ三姉妹。
今や「マークⅡ」も佐藤部長の「マークX」になっちゃって、三つ並んだ車名が一つも残ってません(苦笑)。
それにしても、流行りました。
係長や課長になった人が、クラウンに乗りたいんだけど、部長のクルマより上になっちゃいけないからマークⅡ、なんてパターンだったのでしょうか。
確かに、庶民にとって、「贅沢すぎない贅沢」のギリギリのラインだったように思います。
こいつらがあんまり流行ってたもんだから、この時代のR32型の前のR31型スカイラインが、ちょっとそっちの方に行っちゃって、酷い叩かれようでした。
徳さんも、それを踏まえた上で「ライバルはいない」とおっしゃってるんでしょうが、これくらいの「ちょっとだけ贅沢」なクルマ作りは、当時のトヨタに敵う会社はありませんでしたね。

 

クラウン…古くからのお金持ちが乗るある種のスタンダード車
「ある種の」っていうのがひっかかります(苦笑)。
徳さんって、こういう表現、得意でしたね。
まあ、これこそ日本の風景ですね。
徳さんは「セルシオが登場した今、多くのクラウンユーザーはセルシオに移行していくだろう」とおっしゃってますが、どっこい今でも日本車の最高級車はクラウンです。
トヨタもそのあたりを思い知ったのか、早々に「レクサス」に切り換えてしまいますからね。
誰が何と言おうと、日本の最高級車はクラウンです。

 

 

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1989年 19

アルシオーネ…なぜ作るのをとめる人がいなかったのか
SVXになる前の、リトラクタブルのモデルです。
地球防衛軍がスタリオンなら、アルシオーネは宇宙防衛軍が採用しそうです。
リアピラーをブラックアウトして、強烈なウェッジシェイプのノッチバックという、当時の文法にのっとったクーペなんですが、なんだかペキペキしてます。
タミヤの1/24スポーツカーシリーズのプラモを3種類くらい買ってきて、適当に組み合わせて1台作った、改造プラモみたい。
当時のクルマって、当時は良くても今見るとなんかバランスが変、と思えることが多いんですが、アルシオーネはもしかしたら今見たら、絶妙にバランスが良く見えるかもしれません。

 

ピアッツァ…美人薄命。理解されずに終わるか
ジウジアーロデザインの、超美しいクーペスタイル(マヨネーズのパッケージ的でもありますが)ですが、どうも小学生男子にダブルのスーツを着せているような印象が拭えませんでした。
そもそも、専用シャシーや専用エンジンを開発する余裕もなくて、初代のジェミニとかからの流用でしたから、ホイールハウスからタイヤがうんと引っ込んでいました。
ちょうどAE86のように、全幅に対してトレッドが狭かったんです。
エンジンも117クーペとかジェミニとかからの流用でしたから、ちょっと残念です。
それなのに、スタイルは超絶美しい。
それなのに、フェンダーミラーでデビュー。
ダブルのスーツを着て転向してきた坊ちゃんをよってたかっていじめてるような構図ですね。
ピアッツァは、今写真などで見ても美しいスタイルですから、やはりこのあたりはジウジアーロの天才ぶりが遺憾なく発揮されていますね。

 

 

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1989年 18

さて、新年の試乗ラッシュもちょっと一息ついて、再びタイムスリップしてみましょう。

 

RX−7…ライバルが出てきたが色あせてはいない
ここでいう「RX−7」は、いわゆる「FC」というタイプで、ワタシの乗っていた「FD」より一代前になります。
「頭○字D」では、髙橋兄弟の頭脳派のお兄ちゃん、涼介の愛車として登場します。
マンガでは、コマのすき間に「やっぱセヴンはFCでしょ」なんていう作者の落書きもあったりします。
カーマ実家でも頭脳派というわけでもないお兄ちゃん、アニキが乗っていました。
コメントどおり、徳大寺御大の評判も上々です。
5ナンバーに収めてますから、今にして思えばすごくコンパクトですね。
ちょっと肩の力を抜いたロードスターに対し、全力で作られたスポーツカーがRX−7です。
逆に言えば、RX−7があったからこそ、ロードスターのキャラクターが許されたワケで、今のNDはちょっと大きなものを背負わされ過ぎかもしれません。

 

スタリオン…恐るべきマッチョスタイル。もはや語るべきこともない
「ガンダムチック」という言葉がいちばんピッタリ当てはまるのが、スタリオンですね。
個人的には決してキライではないんです。
地球防衛軍のクルマとして選ぶなら、正直これしかありません。
部分部分を見ると、すごくカッコいいんですが、出来上がったものは、ちょっといびつになっています。
周りのクルマがあまりにも出来が良くなってしまった時代でしたから、不利な戦いを強いられましたが、キライになれない憎いヤツです。
翌年、GTOがデビューしますが、こちらも「血統」を継いでいましたね。

 

 

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フェラーリJ50

当然、雑誌やネットの写真でしか見てませんが、フェラーリが日本進出50周年を記念して10台限定で出したフェラーリJ50。

 

 

(写真は、フェラーリの公式ウェブサイトから勝手にパクりました。問題あれば削除します。)

 

うう、超絶カッコいい!!!
あまりにもカッコいいですぅ!

 

このところのフェラーリ様は、カッコいいんだけどちょっと微妙なところがあるぞ、という感じのデザインでしたが(個人の感想です)、J50はどこをどう切り取ってもカッコいいざんすぅ!

 

これなら、ワタシのエリーゼから浮気しても許してもらえそうですが、向こうが相手にしてくれません(涙)。
なんせ、限定10台で、お値段は3億円超!
すでに完売!

 

世の中、景気のいい人もいらっしゃるんですね。

 

ところで、屋根、どうなってるんでしょう?
屋根がなかったら、通勤に使いづらいなあ(爆)。

 

 

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